前回に引き続き、ウッドフェンス制作の模様です。(ウッドフェンス制作の記事一覧)
前回の治具
前回こんな治具を作って、柱の高さを切り合わせようとしました。この治具を柱に固定して、丸鋸のガイドにして切りそろえていくイメージでしたが、ボルトで止めている箇所が丸鋸本体に干渉して、あえなく失敗しました。結局、既製品の丸鋸定規をあてがい微調整しつつ力技で頑張りました。(腕が筋肉痛になりそうです。)
※丸鋸を立柱に対して使うのは大変危険です。私は集じん機能・キックバック防止機構付きの丸鋸で、かつ新品の刃を使いながら無理せずゆっくり切りました。大変危険な使い方ということはご承知の上、参考になさってください。
笠木の設置
柱の木口の防水のためと、あとデザインのために笠木を設置することにしました。笠木のデザインはFun Placesさんを参考に二重笠木としました。下地笠木を上から柱にビス打ちし、下地笠木から仕上げ笠木に向けて、上向きにビス打ちすることによって、笠木の仕上げ面上がフラットになります。さらに笠木のピッチを調整することで、仕上げ笠木と下地笠木の継ぎ目をずらし、笠木の継ぎ目からの雨水が柱木口に到達しづらいよう気をつけました。
横板貼って完成
笠木さえ出来てしまえば、あとは横板を貼って完成です。その場限りのピッチ調整治具は使いますが、横板はもう本当に貼るだけ。
とりあえず東面のウッドフェンスは完成でございます。整地完了からコツコツ穴掘りを頑張って約2ヶ月かかりました。(ビスが足りなかったので一部歯抜けとなっていますが、後日追加でビス打ちします。)
ウッドフェンス仕様まとめ
- 木材は全てウリン(サニーウッドさん)
- ビスはデッキ用ステンレスビス呼び径5.5mm 長さ35mm〜45mm
- 横板は12mm*100mm*2000mm。隙間は約12mm
- 柱間ピッチは945〜1000mm
- 柱は90角の2500mm(地面下600mm〜700mm埋設の上、コンクリート固め)
- 下地笠木は厚み20mmの幅90mm、仕上げ笠木は厚み30mmの幅120mm
今後の反省点
- 穴掘り700mmは手持ちのダブルスコップだときつかったのと、柱を直線上に設置出来ず、多少ずれてしまったので、予め200mm程度の深さの溝掘りをして、直線を担保してからダブルスコップで500mmの穴を掘る方がいいかも
- 穴を全てコンクリートで埋める必要があるかは微妙。上でいうと、500mmの竪穴は土や砂利で埋めて、上部200mm部分のみをコンクリートで固めるので十分かも。コンクリートで固める前に横板を2枚取り付けて垂直水平確保してからコンクリートで埋めればよくない?
- とにかく柱の位置が全て。柱ミスったらかなりきつい。
- 今回は35mmビスを176本、45mmビスを25本ほど使った。ビスは思った以上にたくさん必要なので、高価なデッキ用のビスを使う必要があるかは要検討。厚み12mmの板なら30mm程度のステンレスタップで十分かも。皿ネジ形状は板を削ってしまうので、ビス頭もトラス形状がよい。でも、ステンレス、呼び径4.5〜5.5mm程度、長さ30〜35mm程度、黒か茶色、トラス頭といった条件を満たすビスがほとんどない。若井産業のこれとか。
- 製材所から来た木材は端部が多少膨張収縮しているので、きちんと垂直だしをやった方がよい。垂直だしを怠けて笠木をとりつけてしまったために、端部同士がきっちり合わず面倒なことになった。
- ウリンはやはり高いので、その他の木材も要検討。タナリス注入材とか。