前回に引き続き、ウッドフェンス制作の模様です。(ウッドフェンス制作の記事一覧)
治具を使って柱を固定する
前回の治具を利用しました(結局1枚で安定したので板は1枚だけ使用しました。)
寸法を記載した合板を用意して、この板を利用して柱間ピッチと柱の仮固定を行います。あとは写真にもある通り柱用の水平器を利用して柱の垂直を見ながら、横板治具の水平も確認しながら柱の位置を調整していきます。穴の底をしっかり転圧していれば、この板治具だけで柱を固定できるのでその他の固定用の道具は使用しませんでした。
大きな石や根っこがなければ、ひと穴約700mmは30分程度で掘れることがわかってきたので、前日に掘った穴に柱を固定、モルタルで固めている間にひと穴を掘るというセットでだいたい午前中が終わります。作業は主に8月に行ったので、午前中のまだ涼しい?(全然涼しくない)時間帯に1セットの作業をするだけで精一杯でした。7本の柱を固定し終えるのに一ヶ月近くかかりました。
柱の高さを揃える
モルタルを使うとはいえ地面に直接柱を埋める掘っ立て柱形式であり、地面の深さを厳密に同じに出来ないので、柱の高さにある程度ばらつきが出ます。笠木を設置しないのであれば、柱の高さに多少のばらつきが出ても問題がないのですが、その場合は柱の木口保護用の金物や塗料などが必要になってきます。今回はその出費や見栄えを嫌い笠木を設置しようと考えていましたので、地面に柱を立てたあとに高さを揃えることにしました。
板治具を再活用し、上図のように直線定規代わりにし、一発止型定規を用いて高さの線を三方に移していきます。90角の柱なので、丸鋸一発では切り落とせず、三方向から攻める必要があります。丸鋸定規を用いてなるべく慎重に切っていったのですが、上記の写真のようにどうしても段差が出来てしましました。使用している丸鋸はHiKOKIの結構良い奴で135mmサイズのものなのですが、とにかく重い!日頃から鍛えてない人間には自分の頭の高さに丸鋸を持っていって正確に切っていこうとすると、どうしても余分な力が入ったり丸鋸の重さに負けたりして、上下にずれてしまうのです。
丸鋸の横使いで立てた柱を切断するための治具
色々検討して、このような治具を制作しました。水平と高さを気をつけながら、この治具を柱に固定すれば、三方向同時に丸鋸ガイドができるし、金属なので剛性も高いので丸鋸の重さにも耐えてくれるハズ。。場合によってはソテー(板)と柱の間に1枚ゴム板かなにかを挟んでもいいかもしれません。
ただし、立ってる柱に丸鋸を使うのは本来の使い方ではないので、真似をする方は十分をお気をつけてください。この治具を使って怪我をされても、当方は責任を負いません。
材料は以下の通り
- 90角用の角バンド(ユニクロメッキのやつで700円前後)
- アルミソテー(板) 300円くらい
- M8蝶ボルト2個(1個でもいいかも)
- M8ナット2個・ワッシャー4個