前回に引き続き、ウッドフェンス制作の模様です。(ウッドフェンス制作の記事一覧)
整地
まずは何はともあれフェンス際の部分を整地せねば始まりません。フェンス際に生えていた雑木はだいたい抜根済みでしたが、旧フェンスに絡まっていたツタ類の根っこ(太いものは数センチ!)が電線ケーブルのように地中を張り巡っているので、そいつらを切断し、掘り起こし、引っ張って抜き、処分するという重労働をフェンスの長さ分しなければなりません。とりあえず東面のフェンスを頑張ろうと思ったので、そちらの整地を完了させました。
穴を掘る
整地が終わったら穴掘りです。地上1,800mmのウッドフェンスを計画しているので、地下はその三分の一の600mm以上は必要だそうです。ただ、厳密に600mmを掘るのは難しいので700mmを目標に掘り込み、最終的に丸鋸で長めに購入した支柱の高さを調整します。フェンスの立面図は以下の通り。
黄色の部分は地下です。横板のデザインは仮です。
デザインメモ
- 支柱:ウリン材の90角 2,500mmのものを購入し、上端部を丸鋸で処理予定
- 横板:12*100*2,000mmのウリン材
- 柱間ピッチは基本1,000mmで端部は910mm(横板のはみ出しは45mm程度)
- 横板のズレは左右端部にて調整(もしかしたら横板の接続部に数ミリの遊びを作った方がいいかも)
- 基礎:基礎石は使わず、底部に砕石を入れて転圧し、モルタルやコンクリートにて直接地下に埋め込む
- 上図には点線しかないが、地上380mm部分までは既存コンクリートブロックが現存
ダブルスコップと地面グリグリ用のマイナスドライバー、根切りバール、鉄杭?などを利用して地面を掘っていきます。根っこやら石やらに阻まれるので、700mm掘るのに2時間は覚悟する必要があります。そのうちに慣れるかな?
支柱の仮固定
まずはいちばん重要な、基準となる一本目の支柱立てに挑戦しました。既存フェンスが残っている端部から始めたので、虎ロープを使って仮固定しました。また、既存ブロック塀から一定の距離をキープできるよう治具を制作・使用しました。
水平を確認するのに柱用の水平器を準備しました。安いのにとても便利で楽ちんでした。
[水平器]モルタルを練る
いざ、支柱の固定の時間です。最下部は柔らかめのモルタルを練り隅々までいきわたるように小さな園芸用スコップでまんべんなくモルタルを落としていきます。ある程度溜まったら、ボリュームを確保するために砂利を追加してモルタルをコンクリートにし、地上部まで充填していきます。最終的には雨水が溜まらないように上端部をモルタルできれいにしたいですが、それは全ての支柱が立ったらやろう、ということで今回はやりませんでした。
モルタルメモ
- モルタル1単位の配合→セメント:砂=1:3
- コンクリート1単位の配合→セメント:砂:砂利=1:3:6
- 支柱一本埋めるのにモルタルを6単位、コンクリートを4単位使用。(単位は園芸スコップ)
完成!
一昼夜乾かして、無事に完成です。張り手をしてもジャイアント馬場キックをしてもびくともしません。