趣味として作ること

 先日の記事↗️でお金の不安をなくし、人生を豊かにするための7つの手法を考えました。今回はその中の「楽しく作る」ことの意義を深堀りしたいと思います。

趣味にかかるお金は千差万別です。極端な例を除いたとしても、月に数万円を趣味に使っているという人は(特に若い人に?)少なからずいるようです。一方、あまりお金がかからない趣味やむしろお金の節約につながる趣味もあります。何に楽しみを見出すかは人の個性そのものであり、他人にどうこう言われるべきことではないと思いますが、一方、頭の片隅でも良いので「できればお金のかからない、節約や収入につながる趣味が持てればいいなぁ」と思っていただければ、ふとしたきっかけでそういった趣味に一歩踏み出せるかもしれません。

お金のかからない趣味

散歩、読書、インターネットやTV、スポーツ(一部を除く)など

むしろ節約や収入につながる趣味

料理、魚釣り・家庭菜園、手芸、お絵かき、DIY、ポイ活など

何かを作る趣味は多くの場合、出費の削減につながる

生活の中で外から購入してくるもの(食事、食材、衣服、家具小物)などを自分で作ることに楽しさを覚えると、多くの場合節約につながります。もしかしたらかけた時間を考えたら外で買ってきた方が安いことになるかもしれませんが、かけた時間=楽しい時間=0円!と考えると、家計の足しになるでしょう。大事なことは、家計の足しにするのを目的にするのではなく、楽しんでやって結果的に節約につながることです。

さらに趣味が高じて人に販売できるようになると、趣味でお金を稼ぐことになります。インターネットのおかげで個人が個人にものを売ることが簡単な時代になりました。あくまで楽しくやれる範囲で、目標は月3万円。大事なものを失わない範囲でやりたいものです。

(参考:月3万円ビジネス/藤村靖之 (著)

大規模災害や戦争時の生きる力につながる

お金の不安は人の力でなんとかできますが、東南海地震などの大規模災害や核戦争などで長期的広範囲に社会的機能が麻痺すると個人の力ではどうしようもないです。それでも、何かを作れる力を持っていれば、自ら作ったり物々交換することを通じて生活の再建に役立つことと思います。

大規模災害や長期的な戦争も視野に入れて、安心感を得るのであれば、究極的には自給自足を趣味とすることです。水・電気・熱源をある程度自給し、家庭菜園で食料を確保します。水は井戸水や雨水貯蔵庫を、電気は太陽光や風力発電等の再生エネルギー、熱源は太陽熱温水器や薪で賄います。完全にオフグリットする(社会的インフラから切り離す)ことも可能ですが、普段は各種社会インフラを補助的に利用し、いざというときは自給自足も可能、という方向性が現実的かもしれません。山奥のような田舎でなくとも、地方都市の中心地から車で10〜20分程度の立地で十分実現可能だと思います。

私も憧れがあり、色々と調べたりはするのですが、ハードルが高く妄想で止まっています。実践している先輩方はいらっしゃるので、参考になりそうな方々をご紹介しておきます。

まとめ

私は以前タバコを吸っていましたが、ふと禁煙しようと思い、そのまま禁煙に成功しました。タバコは健康に悪い、経済的にもメリットはない、ということはずっと理解していましたが、タバコがとても好きで自分の生産活動にも必要だと思っていたので、無理に禁煙しようとはしてきませんでした。しかし、「辞めた方がいいよな〜」「禁煙できたらかっこいいな〜」ということをどこか頭の片隅で考えていたので、禁煙してみようという気になったのだと思います。

趣味の話も同じです。今の趣味がお金がとてもかかる趣味だとしても、それを止めましょう!ということは言いたくないです。しかし、お金のことだけ考えると、お金がかからない節約できる趣味を持った方が良いです。そのことをどこか頭の片隅において、「料理できるとかっこいいな〜」「いつかDIYできるようにしたいな〜」など思っておくだけでも、ふとしたきっかけになると思います。きっかけを作ることが大事です。